
僕はリターンライダーなのでバイクの知識はあまりないのですが、ジェンマの特徴や良い所・悪い所をご紹介できればと思います。
特徴1. 独特なデザイン
他に類を見ない近未来的なシェイプ。
このバイクを選んだ理由の一つが、このデザインでした。
2008年から販売されましたが、あまりに突飛すぎたせいか、わずか5年後、2013年には生産終了となってしまいました。
特徴2. ロングホイール&低重心
ホイールベース:169cm 車両重量:210kg
シート高:66cm
直線走行時、特に高速走行時は抜群の安定感をみせます。
車体が長く重い分、それだけ取り回しは難しいです。最小回転半径は3m。片側一車線の二車線道路でUターンがぎりぎり。小さい駐輪場だと入らない。
ですが、足つきは良いゆえ、乗りにくいバイクではありません。
ちなみに、これくらいの山道はぜんぜん大丈夫。
特徴3. フルフラット2シーター
通常のビッグスクーターはシートに段差がありますが、ジェンマは同乗者とライダーの目線が同じ高さになるようフラットなシート形状になっています。
ステップも前部からタンデム部まで一体型のフラットステップです。
これを利用して、三種類の乗り方ができます。
(メーカーが推奨する乗り方ではありません)
【通常の乗車姿勢】
のんびり走りたい時に最適
【腰と足を少し後ろにずらした乗り方】
通常の乗車姿勢に疲れた時や
目線を高くしたい時はこれ
【さらに後方にずらした乗り方】
この状態だとニーグリップができます
ワインディングや高速時に
フラットステップはベンチにもなります。
ちょっと座りたい時に便利。
特徴4. ヘルメット収納スペース
容量:12リットル(ヘルメット1個分)
容量は少ないんですが、位置がシート下ではなくシートの前にあるので、乗車したままでもメットインを開け閉めできます。
特にキャンツーなどで荷を積んでいる際は便利です。
特徴5. ヘッドライト
ヘッドライトは左右非対称。
両サイドの縦に連なった補助灯が夜は鮮やかで、存在感をより引き立ててくれます。つまり車体の視認性を高める役割も担っています。
こんな電飾をあえて付けるなんて、SUZUKIさんのこだわりが感じられます。
特徴6. メーター
近未来的な車体のデザインとは裏腹に、いまどき珍しいアナログメーターです。
紫色を基調とした電飾で、都会の夜に映えます。
アナログは見やすくていい。
特徴7. タンデムバー
バックレストも兼ねたタンデムバー。
フラットシートに加えて、このバックレストが同乗者に安心感を与えるようです。
ただ、荷物を縛り付けるようには作られておらず、バックパックなどを積載する際はひと工夫必要です。
僕がやっている方法はこちら ▷「ジェンマの積載」
特徴8. サイドブレーキ
ジェンマにはサイドブレーキがあります。
車のように左手で引き上げる仕組みで、ブレーキレバーは左サイドに付いています。
坂道や不安定な地面に駐車する時に役立ちます。
ジェンマの良い所・悪い所
実はカフェレーサータイプのバイクが好きなのですが、このバイクを選んだのは、デザインが気に入ったのと、長年バイクには乗っていなかったのでシフトバイクが不安だったのと、いざという際に高齢の母を後ろに乗せられるようにという三つの理由からでした。実際に所有してみて、このバイクが好きになりました。飽きないバイクです。
かれこれ十年近く乗ってみて僕が思った、良い所と悪い所です。
【良い所】
走行安定性。独特の乗り心地。足つきがいい。いろんな乗り方ができて飽きない。独特のカウルのおかげで立ちゴケしても起こしやすく傷も目立たない。乗車したままメットインが使える。サイドブレーキがあるので助かる。珍しがられてたまに声をかけられる。ベンチにもなる。色が白のせいか、たまに白バイに間違われる(道を譲ってもらえたり、近づくと速度を落としてくれる。実際にそう声をかけられたことも)。
【悪い所】
取り回ししずらい。狭い駐輪場には停めれない。高速では走行風がきつい。重くてセンタースタンドがかけずらい。バンク角が狭くてあまり倒せない(カーブで倒しすぎるとセンタースタンドをこすります。でも、それが転倒防止になってるかも)。メットインが小さい。シートに荷を乗せにくい。補助灯がたまに切れるのでその分お金がかかる。カスタムしずらい(特に素人の僕はカウルを外すことさえままならないのでバッテリー交換すら自分でできない)。
こんなところでしょうか。悪い所も数多く挙げましたが、それを補って余りあるバイクです。
| 全長 | 2280mm |
|---|---|
| 全幅 | 810mm |
| ホイールベース | 1690mm |
| シート高 | 660mm |
| 車両重量 | 210kg |
| 燃料消費率 | 36km/L |
| 原動機種類 | 4ストローク |
| 気筒数 | 1 |
| シリンダ配列 | 単気筒 |
| 冷却方式 | 水冷 |
| 排気量 | 249cc |
| 駆動方式 | DOHC |
| 最高出力回転数 | 7500rpm |
| 最大トルク | 22N・m |
| 最大トルク回転数 | 5500rpm |
| 燃料タンク容量 | 12リットル |
| エンジン始動方式 | セルフスターター式 |
| クラッチ形式 | 自動遠心 |
| 変速機形式 | Vベルト式・無段変速 |
| 変速機 | 自動変速 |
| フレーム型式 | アンダボーン |
| キャスター角 | 27.35 |
| ブレーキ形式 | 油圧式ディスク |
| タイヤタイプ | チューブレス |
個性的なバイクで、乗ってて楽しいです。